【残業月105時間】電通の社員自殺【労災】
ネットニュースをぼーっとながめていたら、過労死の記事を見つけました。
電通の女性新入社員自殺、労災と認定 残業月105時間
広告大手の電通に勤務していた女性新入社員(当時24)が昨年末に自殺したのは、長時間の過重労働が原因だったとして労災が認められた。遺族と代理人弁護士が7日、記者会見して明らかにした。電通では1991年にも入社2年目の男性社員が長時間労働が原因で自殺し、遺族が起こした裁判で最高裁が会社側の責任を認定。過労自殺で会社の責任を認める司法判断の流れをつくった。その電通で、若手社員の過労自殺が繰り返された。
<朝日新聞デジタルニュースより>http://www.asahi.com/articles/ASJB767D9JB7ULFA032.html
最近よく目にする、「長時間労働→過労死」のニュースですね。
この記事の女性は、月100時間の時間外労働に疲弊し、自殺する直前も、同僚や友達などに「死にたい」と言ってしまうくらい精神的に追い込まれていたようです。
まず月に100時間の時間外労働をするとはどういうことかというと、
単純計算で、1日あたり5時間残業することになり、
18時が定時の会社だとすると、23時に仕事が終わる計算です。
23時になってしまえば、場所によっては終電がなくなってしまう時間帯ですね。
自分の趣味であったり、自分が楽しいなと思うコトで、気が付いたら23時になっていた!
っていったようなことであればきっと肉体的には疲れてはいますが、精神的には大丈夫なんだと思います。
しかし、今回のケースは仕事であり、おそらく、上司からの圧力であったり、
顧客からのクレーム対応なんかが当然あったかと思います。
精神的に厳しい環境の中で、毎日23時まで働いていたとするならば、
人間、壊れてしまいます。
かくいう僕も、先月の時間外労働は110時間でした。
確かに肉体的にはとても辛く、土日は平日の睡眠不足を補くかのように爆睡していました。
しかし精神的な負担はあまりなかったと思います。
自分が取ってきた仕事で、僕にしか出来ない仕事。そして周りも僕についてきてくれ、たまにはバカな話をしながらプログラムを書き、「みんなで頑張ろう!」っていう空気の中、仕事をしていました。
こんなカンジでしたので、当然、死にたいと思うことはありませんでした。
今回のこの過労死のようなニュースを見ると毎回思うのですが、単純に長時間労働が続いただけではなく、職場環境や、本人の取り巻く環境が、とてもツラい状況にあったんじゃなないかなぁと思います。
管理する側としては、当然、長時間労働にならないような管理をしてほしいし、
労働時間の数字だけ見るのではなく、精神的に負担が減るような配慮をしてもらえると、こういった事件は少なくなっていくのではないかなと思います。
まぁ・・・・理想論なんだけどね(笑)